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【継続長期投資法】
管理人がオススメしている継続長期投資法の手順は次のような感じです。
@堅実な会社の株を買う
A追加投資資金の確保(配当金や毎月の給料)
B株価の下落時に用意した追加投資資金を投入
C以上のことをあせらず10年間続ける


やることは以上の四つです、非常にシンプルで特別な知識のない方(企業価値評価方法など)でも十分可能な投資法です。ポイントを先に言っておきますと、この投資法で最も大切な点は銘柄分析ではなくてAの継続性にあります。

それでは次に四つの手順の詳細説明をしていきますね。



@堅実な会社の株を買う
基本的な銘柄選択基準は『10年後も存在しているだろうと思われる会社』です。
そういう会社はたいてい堅実な成績を残しているものです。(赤字が少ない。)
例えば電力会社やガス会社。電気やガスが売れなくなるなんて事はまず考えられませんからね。
これらの会社の株は配当金も高いのでオススメです。

もう一度言います。
堅実な会社かどうかの判断基準は、
『10年後も存在しているだろうと思われる会社であるかどうか』
これが全てです。


◆継続長期投資法の対象銘柄の探し方
四季報をパラパラとめくってみて、目に留まった企業の10年後をイメージしてみてください。
10年後もその企業は存在していそうですか?
存在していそうなら『継続長期投資法』の買いの基準を満たす銘柄であるといえます。

次にその企業の現在の株価が割高かどうかをチェックしましょう。
割高かどうかのチェックは企業価値評価の知識を持っている方はそれで確かめてください。

企業価値評価の知識を持っていない方は管理人が使用している判断基準を一つ紹介します。

使用するのは時価総額経常利益
ヤフーファイナンスで時価総額をチェックし、経常利益は四季報の予想経常利益を使います。
二つの数値を下の計算式に代入して成り立つのならば割安であるといえます。
『経常利益/時価総額≧0.1』

※PERで判断するのもいいでしょう。しかし、PERの具体的な数値を示すことはできません。というのも業種によってPERの基準値は全然違うからです。(PERの標準値は業種によって様々なんです。ですから同業他社に比べてPERが低いかどうかで判断するのがいいでしょう。)


以上の基準を満たしているのならば継続長期投資法の対象銘柄です。
10年後も存在しているかどうかの判断よりも、現在の株価が割高かどうかの判断のほうが難しいと思いますが、これは大幅に割高である時に買ってほしくないから警告のつもりで書いただけです。
大幅に割高でない限りは買いの判断を下しても大丈夫だと思いますよ。
ただ用意した投資資金を一気に投入するのだけはやめましょうね。
(大幅に割安だと思えるのなら話は別です。)



A追加投資資金の確保
継続長期投資法で最も大切な点がこの追加投資資金の確保です。
追加投資資金はどこから用意するのか?
それは配当金と毎月の給料です。

T、配当金
長期投資がなぜ良いリターンをもたらすと言われているのか?
それはこの配当金の再投資が影響しているんです。

(ココは非常に大切な点です!集中して読んでください!)

毎年得られる配当金を再投資していけば、株数は年々増えていきますよね。
長期投資というのは値上がり益によって資産を増やしていく手法だと思われがちです。管理人も基本的にはそうだと思います。

しかし、プロではなくアマチュアの投資家にとっての長期投資は、それよりも配当金の再投資による株数の増加によって資産を増やしていこうとする意識が大切だと考えてください。
(株価×株数=資産ですから株価が上昇しようが株数が上昇しようが資産はふえていきますよね?継続長期投資法はこの株数の増加による資産の上昇を狙っています。)
この意識改革は非常に大切です。

いいですか?
値上がり益によって資産を増やしていくと考えるのではなく、株数を増やすことによって資産を増やしていくんです。値上がり益ばかり追及していては日々の株価変動に一喜一憂してしまいます。
値上がり益のことは『10年後も存在していそうな会社』を選択した段階で長期間保有しておけば得られることはわかっていることなんです、だから気にしなくていい。
以上のことを考えて配当金を再投資分に用意しておくんです。


U、毎月の給料
配当金の再投資というと、こういう意見を持っている方もいると思います。
『そんな再投資できるほど多くの配当金をもらうことができません!』
たぶん、これから投資をはじめようとしている方はこういう意見が大半だと思います。
そんな方には配当金以外から追加投資資金を用意しておかなければいけません。

どこから用意するのか?
それは毎月の給料から用意するんです。

一番最初に用意した投資資金はどこから用意したのかを考えてください。
たぶん毎月の給料からコツコツと貯めていったことだと思います。

同じことを投資をはじめてからも続けてください、コツコツと追加投資資金をためていくんです。
そうやって毎月の給料から生活費などを引いた余裕資金を追加投資資金として確保していきます。

管理人が現在行っている継続長期投資法を成功させられるかどうかは、このコツコツ追加資金を用意することができるかどうかにかかっています。大幅な値上がり益を狙う方が銘柄分析に努力を費やすのならば、管理人はコツコツと追加資金を用意することに努力を費やすという感じです。


※毎月の給料からいったいいつまで追加投資資金を用意しつづければいいのか?
目安としては1回の配当金だけで追加購入することができるまでです。(そこまで長期間、地道にやってくださったら、十分な富を築くことができるでしょう。その頃には株式投資の知識も相当ついているはずですからね。この継続長期投資法にバリュー投資の要素を組み合わせた投資法が最も理想的な投資法です。)


それでは次に二つの方法によって得られた追加投資資金の使い方を説明していきます。



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